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BFI(英国映画協会)で日本映画の特集がはじまる

ロンドンにある英国映画協会British Film Institute:BFI)が、今年度は日本映画の特集を組むようです。

 

週明けの5月11日から、特集上映「100年を超える日本映画(Over 100 Years of Japanese Cinema)」がはじまります。

 

ただし、目下の新型コロナウイルスの情勢をふまえ、まずは映画館での上映ではなく、BFI Playerというオンラインサービスで配信するようです。

 

 

www.bfi.org.uk

 

記事の中に出ている名前を挙げると、小津安二郎溝口健二成瀬巳喜男などクラシックス黒澤明の"samurai swordsmen"もの、「黄金時代の先駆的な女性ら」である田中絹代ら、さらに大島渚ら戦後のニューウェーブ宮崎駿今敏らのアニメ作品、中田秀夫らによるJホラー、さらに三池崇史北野武河瀬直美のような90年代の映画作家など、名だたる監督が挙がっています(これだけ見るとごくオーソドックスなセレクトにも見えますが、「カルト」の特集などもあり、ラインナップが楽しみです)。

 

BFIのツイッターでは毎日のように日本映画の短いシークエンスが公開されていて、たとえば黒澤明

 

 

次に、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」にインスピレーションを与えたという文脈での松本俊夫薔薇の葬列」。たしかに早回しのシーンは「時計じかけ~」の某シーンを思い出します(ちなみにこれはピーター(池畑慎之介)氏のデビュー作です)。

 

 

そして小津安二郎の「東京物語」。東山千栄子さんのこのセリフを切り取るのか。

 

 

BFIの特集ページに挙がっている、藤木秀朗氏とアラステア・フィリップス氏による『The Japanese Cinema Book』も気になります。取り寄せてみようかな。

 

The Japanese Cinema Book (English Edition)

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