『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』
私も幹事として関わっている、東京文化資源会議のプロジェクトから新刊が出ましたのでご紹介。
『社寺会堂から探る 江戸東京の精神文化』(勁草書房)です。
これは、東京の神田・湯島・上野地区にある宗教施設を、「社寺会堂」という切り口でつなぐ、エッジの効いたコンセプトの書です。
具体的には、神田神社(神田明神)、湯島聖堂、東京復活大聖堂教会(ニコライ堂)、湯島天満宮(湯島天神)、アッサラーム・ファンデーション、東叡山寛永寺の6つの施設を取り上げ、インタビューと論考が掲載されています。
さらに、ラストの鼎談(中島隆博氏、押見匡純氏、吉見俊哉氏)では、ポスト世俗化社会における宗教の問い直し、疫病を「怨霊」にした力と神社の関係、御朱印と触覚性の話など、興味深い議論が次々と展開されます。
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