『大人の科学マガジン』Vol.15「大特集 まわれ!映写機」
流れでこんなのも、15年ぶりに本棚から引っ張り出してみる。
『大人の科学マガジン』Vol.15「大特集 まわれ!映写機」(学研、2007年)
「ふろくで遊びました」のコーナーには、青山真治氏が登場(公式サイトにもPDF版がアップされています)。
動くものを撮影する際に気をつけることは、という問いに、
「パン(カメラを振る)しないこと。パンすると、運動そのものはとらえにくくなる。特にバスや電車などの大きな乗り物の場合、カメラで追いかけると被写体は止まって見える。だから、カメラは動かさず、被写体を動かす。画面の中にを行かせる。“入ってきて、出て行く”動きにするのがコツです」
「動く被写体が、明暗、つまり光と影の中を出たり入ったりすることによっても“動き”は強調される。少し斜光になるのを待たないとビル影などが出ない。だから、撮影を午後3時から始めたんです」(両発言とも33p)
このとき青山氏が都電荒川線を撮った映像*1、今でもアップされているかな、と思ってサイトに飛んだところ、無情にも「Flash Playerが必要」との文字が・・・
学研さん、この貴重な映像を、大人の科学のYouTubeページにでも再度アップロードしてみるのはいかがでしょうか。
*1:青山氏と都電といえば、『東京公園』(2011年)もありました。