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国立映画アーカイブの「MONDO 映画ポスターアートの最前線」展

すこし前に、国立映画アーカイブの展示企画「MONDO 映画ポスターアートの最前線」に行ってきました。

 

MONDO 映画ポスターアートの最前線

 

MONDO(モンド)とは、テキサス州オースティンを拠点に、映画館チェーンの傘下でオリジナリティあふれる映画ポスターを制作してきたアート・プロダクションの名前。

今回の展示の背景は、こちらの記事で語りつくされています。

 

eiga.com

 

実際に見ると、フランケンシュタインの花嫁』のポスターはあたかも大友克洋のようですし、『シャイニング』はタイプライターの上半分がなにかの部品かと思いきや、よく見ると斧で、映画を観た人にだけよくわかる仕掛け。

 

ヒッチコック『鳥』は、アレンジしてもティッピ・ヘドレンのあの髪型と緑のコートでわかるのに対し、俺たちに明日はないは才気が走りすぎて、もはや原型をとどめていない(笑)

 

映画を知らない人でもスタイリッシュなデザインを楽しめますが、映画をよく観た人ほど何倍も楽しめる、ユニークな展示でした。