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音楽、映画、読んだ本のメモ帳です

デジタルアーカイブ

『スマホで見る阪神淡路大震災 災害映像がつむぐ未来への教訓』

1月17日ということで*1、この本をお薦めします。 木戸崇之、朝日放送テレビ『スマホで見る阪神淡路大震災 災害映像がつむぐ未来への教訓』(西日本出版社、2020年) 「スマホで見る」にもかかわらず、ここで書籍をお薦めするのはなぜか、ということで、この…

慶應義塾ミュージアムコモンズ(KeMCo)を訪問した

慶應で1コマ授業をしたあとで、文学部の先生に連れられて、慶應義塾ミュージアムコモンズ(KeMCo)を初訪問しました。 7階撮影用スペースにて。 8階のギャラリーには、普通にピカソや宇佐美圭司が飾られていて驚きます。 パウル・クレー『内面の光に照らされ…

「災害から命を守る」ことを伝えていく

『又吉直樹のヘウレーカ!」渡邉英徳氏の回を観ました。 www.nhk.jp 後半では、岩手日報の鹿糠敏和氏も登場。 スタッフの方の人選が見事です。 鹿糠氏、渡邉氏の取り組みについては、私も編集委員としてお手伝いした『デジタルアーカイブ・ベーシックス 2 災…

『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』

お盆の読書にうってつけの本です。 庭田杏珠、渡邉英徳『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争 (光文社新書) 作者:庭田 杏珠,渡邊 英徳 発売日: 2020/07/24 メディア: Kindle版 この本については多く…

「図書館からLibraryへ」に関するささやかな覚書

『LRG(ライブラリー・リソース・ガイド)』の最新号(第31号)をご恵投いただきました。 まずは厚く御礼を。 福島幸宏さんの責任編集ということで、特集テーマは「図書館からLibraryへ」。 法律家のクセで、まずはここでいう「Library」が何を指すのかが気…

『映画の考古学』と月尾嘉男氏

本棚を整理していたら、意外な発見が。 映画の考古学 作者:C.W.ツェーラム 発売日: 1977/08/01 メディア: 単行本 このC・W・ツェーラムによる名著『映画の考古学』は、杉浦康平氏と鈴木一誌氏によるブックデザインも楽しく、フィルムアート社の本のなかでも…

メルマガ「人文情報学月報」を読む

メルマガ「人文情報学月報」の最新号(第106号)を読みました。 今回は、COVID-19が通底するテーマとなっており、 「想像」の共有という切り口から、IIIF Curation Viewerやコンテンツの横断推薦を紹介する亀田尭宙氏のコラム、 このたびの自宅勤務の流れの…

東大の自然音アーカイブ

人づてに教えてもらったのですが、東大の研究プロジェクト「東京大学サイバーフォレスト」の自然音アーカイブがいいですね。 www.k.u-tokyo.ac.jp あたかもブライアン・イーノを聴くように、仕事しながらずっと流してます。 www.youtube.com そういえば先日…

『コミュニティ・アーカイブをつくろう!』読書メモ

先日のブログで、ロンドン博物館が新型コロナウイルス関連の資料の収集を開始したニュースを紹介しましたが、私がこれを聞いたときにまず思い出したのは、2011年の東日本大震災の後、あるメディアテークが市民とともにアーカイブを作ったことです。 その経緯…

NHKの70年代のドキュメンタリーをもっと見たい

テレビ番組『天然素材NHK』を見ました。 amass.jp www.excite.co.jp かなり唐突な番組でしたが、おそらくはNHKのアーカイブスを「利活用」するチャレンジのひとつなのかと想像します。 上記のニュース記事でも「珍映像」と言われているように、今回はかなり…

大英博物館のデジタルコレクションを見ながら「場所」としての博物館を考える

新型コロナウイルスの影響で、多くの博物館がネットで展示品の画像を公開していますが、イギリスの大英博物館もその流れに続いたようです。 japanese.engadget.com 1つ1つのコレクションを検索して、高精細で拡大表示できるようで、ツイッターで使い方を解説…

ピーター・ジャクソン監督によるビートルズ

ビートルズといえば、先日みかけたこのニュースが気になっています。 www.udiscovermusic.jp 3月時点の情報ですが、記事によると、 ビートルズのドキュメンタリー映画『The Beatles: Get Back』が2020年9月に北米で公開 監督は『ロード・オブ・ザ・リング』…