small talk

音楽、映画、読んだ本のメモ帳です

博物館

国立映画アーカイブの「MONDO 映画ポスターアートの最前線」展

すこし前に、国立映画アーカイブの展示企画「MONDO 映画ポスターアートの最前線」に行ってきました。 MONDO(モンド)とは、テキサス州オースティンを拠点に、映画館チェーンの傘下でオリジナリティあふれる映画ポスターを制作してきたアート・プロダクショ…

慶應義塾ミュージアムコモンズ(KeMCo)を訪問した

慶應で1コマ授業をしたあとで、文学部の先生に連れられて、慶應義塾ミュージアムコモンズ(KeMCo)を初訪問しました。 7階撮影用スペースにて。 8階のギャラリーには、普通にピカソや宇佐美圭司が飾られていて驚きます。 パウル・クレー『内面の光に照らされ…

日比谷図書文化館の「複製芸術家 小村雪岱」は泉鏡花本をはじめずっと目の贅沢だった

先日、日比谷図書文化館で観てきました。 「複製芸術家 小村雪岱~装幀と挿絵に見る二つの精華~」 www.library.chiyoda.tokyo.jp いきなり泉鏡花本から始まって、そのあともずっと目の贅沢です。 撮ってきた写真をいくつかお裾分けします。 ちなみにこの館…

荒俣宏の大大マンガラクタ館

荒俣宏氏といえば、先日、日比谷図書文化館の「荒俣宏の大大マンガラクタ館」に行ってきました。 マンガを含め、「だれかに発見されないかぎり、ずっとゴミくず同然に埋もれてしまう」ガラクタを「マンガラクタ」と呼んで展示した企画です。 しかし展示の中…

『図鑑の博物誌』と『私説博物誌』

先日の記事で触れた大阪市立自然史博物館といえば、筒井康隆氏の父である筒井嘉隆氏が初代館長を務めたことでも知られていますね。 私はこのことを、荒俣宏氏の『図鑑の博物誌』(1984年)に所収の「筒井康隆のお父さん」で知りました。 筒井嘉隆氏は天王寺…

おもちゃ映画とは何か?

京都のおもちゃ映画ミュージアムから、再開のお知らせが届きました(6/3から再開館)。 toyfilm-museum.jp 私は3年前にこちらで映画の著作権のセミナーをさせていただいたので、応援の意味もこめてご紹介。 おもちゃ映画とは、大正から昭和にかけて国産の映…

アーツカウンシルとアームズ・レングスの原則

文化政策研究者の太下義之氏が先ごろアップされた「新型コロナウィルスに向き合う文化政策の提言」をご紹介。 active-archipelago.com 太下氏は、文化事業の業界を「炭鉱のカナリア」に見立てて、危機にある文化団体への金銭的支援として6つの方法(損失補償…

大英博物館のデジタルコレクションを見ながら「場所」としての博物館を考える

新型コロナウイルスの影響で、多くの博物館がネットで展示品の画像を公開していますが、イギリスの大英博物館もその流れに続いたようです。 japanese.engadget.com 1つ1つのコレクションを検索して、高精細で拡大表示できるようで、ツイッターで使い方を解説…