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音楽、映画、読んだ本のメモ帳です

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ハワード・ホークスの『男性の好きなスポーツ』が今ではDVDで観れてしまう

『大豆田とわ子と三人の元夫』の影響で、昔のロマンティック・コメディ、というよりハワード・ホークス監督の映画を観たくなっていろいろ調べてみると、『男性の好きなスポーツ(Man's Favorite Sport?)』(1964年)がいつの間にかDVD化されていたことを知…

フランソワ・トリュフォーの『恋のエチュード』の撮影に目を見張った

フランソワ・トリュフォー監督続きで、『恋のエチュード』(1971年)をDVDで。 これは脚本家の坂元裕二氏(『大豆田とわ子と三人の元夫』)が影響を公言している作品でもあります*1。 www.youtube.com 『突然炎のごとく』が男2・女1だったのに対し、こちらは…

フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』がまさかこんな話だとは思わなかった

ルビッチの『生活の設計』、そしてゴダールの『女は女である』と続けば、映画史的には次は当然これ*1、ということで、フランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』(1962年)をDVDで観ました。 www.youtube.com 実は初見で、あの鉄橋を3人で走る有名な…

ジャン=リュック・ゴダールの『女は女である』では若きゴダールが技法で遊んでいる

ルビッチの『生活の設計』を観た流れで、ジャン=リュック・ゴダール監督の『女は女である』(1961年)も観たくなったので*1、おそらく20年ぶりに*2DVDで再見しました。 www.youtube.com 実は多くの人が言うほど*3に、この作品から多幸感や喜びを感じないの…

エルンスト・ルビッチの『生活の設計』が1933年に世に出ていたというのは信じがたい

『大豆田とわ子と三人の元夫』の最終回の感想に続いて、エルンスト・ルビッチ監督の『生活の設計(Design for Living)』(1933年)をDVDで鑑賞。 www.youtube.com 傑作です。この設定をさらに進めれば、『大豆田~』になるという意味で影響元の1本かと思い…

『大豆田とわ子と三人の元夫』はエルンスト・ルビッチの『生活の設計』のさらにその先をゆかんとするドラマだ

『大豆田とわ子と三人の元夫』の最終回、観ました。 あの映画の半券が、あの自動ドアが、あの網戸が、「物語」をなんとも雄弁に語ります。そしてあの、「ボウリング」のシーンの、友愛と幸せに満ちた感覚。 いろいろな見方があるかと思いますが、私はエルン…