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フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』がまさかこんな話だとは思わなかった

ルビッチの『生活の設計』、そしてゴダールの『女は女である』と続けば、映画史的には次は当然これ*1、ということで、フランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』(1962年)をDVDで観ました。

 


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実は初見で、あの鉄橋を3人で走る有名なシーンの印象から、てっきり青春の三角関係のような話かと思っていました。


途中のセーヌ川のシーン*2あたりから「これは何かおかしい・・」と思いながら観ていたのですが、まさかこんな話だったとは・・。

 

 

*1:『女は女である』にはジャンヌ・モローも一瞬だけ出演して、ジャン=ポール・ベルモンドから「ジュールとジムは?」と聞かれるシーンもあります(「ジュールとジム」は、『突然炎のごとく』の原題Jules et Jimから)

*2:このシーンの撮影の際に、ジャンヌ・モローが野次馬から煽られたエピソードも面白いです。山田宏一フランソワ・トリュフォー映画読本』(平凡社、2003年)118pを参照。